寵愛を根付かせる

自分に必要なものをカスタマイズする

2018年からある手帳の認定講師をしていたのですが、実はかなりカスタマイズした使い方をしていました。

当時のプログラムにご参加いただいていた方はご存じの方も多いのですが、手帳の構成や成り立ちには大きな意味を感じつつ、自分に必要な部分だけを集中的に使い、自分に必要な要素を入れ込むといったスタンスだったのです。

手帳は単なるスケジュール管理帳に非ず。単なる紙の塊に非ず。

よく見るものがインプットされ、目にするものに心が似ることを理解すると、手帳とは何かを自分にインプットしたり、刷り込むにはうってつけのツールなのです。

寵愛される

そして、2019年の手帳を作る際にも「この1年のテーマは何にしよう」と、真正面から考えました。

今は2022年版に対して同じ工程を踏んでいるのですが、まこと極まる念や意図、イメージを吹き込めば、これが次の一年を創り出すを言っても過言ではないくらい、非常に重要な作業になるのです。

そして、2019年に決めたテーマは『寵愛される』

私は元々が強運であり、正しく生きている時には直感も冴え渡る人生ではあったのですが、同時にバリバリの昭和生まれでもあるので「努力・忍耐・我慢・我も色香も出しすぎない」もベースにもあります。

それは私の性格とも一体化してしまっていたのですが、2018年の最後あたりに「もー、それいいよ!要らないよ!!」と、堪忍袋の緒が切れるのです。

「私も努力するし、行動するし、学ぶんだけど、世界も神様も宇宙もご先祖様も皆さんも、私を寵愛して!特別扱いして!贔屓して!可愛がって!」と、これまでのちゃぶ台をひっくり返すのですね。

今思えば、路線変更が遅すぎた印象もあるのですが、きっとそれが私のタイミングだったのだと思います。

全ての出逢いや決断は、遅すぎることもなく、早すぎることもない。

それがさも当然である状態

しかし、ただテーマとして掲げ、オシャレにデザインし、手帳をデコるだけでいいならそんなに簡単な話はありません。

上辺でテーマを語るだけなら、小学生の娘でもお茶の子サイサイなのです。

が、ここで行いたいのは、私の潜在意識にまで沁み込ませ、あらゆる思い込みや概念も塗り替え、「寵愛される」を細胞という細胞の一つ一つの腑に落とし、それがさも当然である状態に持っていくこと

信じるのではなく、疑う余地がない状態に持っていうこと。どこか、神への信仰の概念と似ていますね。

結果、「毎日手帳を見る」のはスケジュール確認の面からもしても当然として、

●一人の時には刷り込みたいページを常に開きっぱなしにして、目に入るようにする
●その時、その手帳が目立つように他のものを片付ける
●手帳に「テーマに結びつく香り」をしみこませ、手帳を開くたびに香るようにする
●それに反する情報は入れない

などを決めて、過ごすことに。

全てにおいて言えることですが、まずは自分の体や人生を使って人体実験するのが大好きです。

大人になってからの手習い

「六十の手習い」という諺(ことわざ)がありますが、何かを学び始めるのは、いくつになっても遅くはありません。

ただ、子供や若い時の吸収力や柔軟性を失いつつある「大人の脳と体」に理解させるには、時間がかかることを先に理解しておくべき。

私の場合は、

【最初の半年】
寵愛をテーマとし、手帳に貼ったイメージや言葉が目に入るように生活するも、「いやいや、努力と積み重ねは必要!」「我慢しなきゃならないシーンもあるよ」「今のこの社会は健常者の男性が生きやすいように作っているわけだから、そこで評価されるためには~」というような、独り言が盛り返してくることも間々。
むしろ、気を抜くとそういった「これまでの概念」がスタンダードになりやすいので、「寵愛される」を否定するものを心の中から締め出し、そういったものを心の中に入れない!と何度も宣言を繰り返す時期

でした。

が、「何事もよく見て、触れ、聞くものが刷り込まれる」であるのなら、「私が幸せになるものをトコトン入れる」と決め、実験は継続。

【7か月後~】
だんだんと「寵愛される」という言葉、そういった扱いを受ける私自身のイメージに違和感がなくなり、否定的な思考との葛藤が減る。半信半疑な心が緩和され、「私に良きに計らってください」と口に出すことが増える(笑)

【1年後】
寵愛され、特別扱いを受け、VIP扱いを受ける自分であるイメージがフツーになる。自分の願望を素直に口に出す機会が増えたため、それが叶う機会も爆発的に増える。手帳を見ても「うんうん、だよね!」と、心から納得。また、自分自身をVIP扱いすることによって、心地よさや気持ちよさに包まれる時間がスタンダードになる

というようなことが起き、精神面だけでなく、お仕事や活動の展開にも大きな変化を及ぼしました。

こうして『どんな概念も、1年で刷り込める』『刷り込むと、自他への言葉や要望が変わる』『それが人生にも影響を及ぼす』ことを確認したのですが、だからこそ、自分の中に何を入れ、何を排除し、クリアでいるかは非常に重要。

何歳からでも、何色にでも染まれるのです。

さて、2022年のテーマは何を入れよう。といっても、既にほぼほぼ決まっています笑

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Profile


長谷川 裕美(はせがわ ひろみ)

株式会社16petales(セーズペタル)代表取締役 メンタルコーチ/フォトグラフ

2014年にメンタルコーチとして起業(個人事業主)。SNS発信とご紹介のみで、コーチングセッションのキャンセル待ちが100名を超える。これまでの登壇/開催/招致セミナー・イベントへの参加者は延べ4000名以上。

2019年1月に「株式会社16petales(セーズペタル)」を立ち上げ。

2022年7月より、認定NPO法人 スローレーベルが主催する”SLOW CIRCUS ACADEMY”にて「対話の時間(グループコーチング)」を担当。

現在は、グループコーチングや写真撮影を通して、クライアントの持つ世界や思いを外在化し、より豊かで自由な人生へのサポートを行う。


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