Wish Listを書こう
手帳を新たにしたり、来年の展望に思いを馳せる時期になると「今回こそ作ってみよう!」「来年こそ活用してみよう!」と考える方も多いWish List。
Wish Listとは…
自分の願い(Wish)を書き出してリスト化したもの。
自分が叶えたいことや、やりたいこと、欲しいもの、行きたい場所、夢や興味があることなど、大きなことから小さいなことまで、思いついたままに書き出し、可視化することによって自分の願望を確認したり、願望の実現を加速させるために使う。
Wish Listを作るメリットは多数ありますが、私が思う一番の効力は「頭で考えている」「心の中で願っている」だけよりも、達成率が高いこと。
ふと思いついたアイデアや淡い思い、強烈な願望でさえ、忙しい毎日の中ではどこからに舞い散って消えてしまうこともありますが、リストという形で書き留めておくで「繰り返し見ることが出来る」「後から振り返ることが出来る」のです。
だからこそ、毎年のように私のお客さま方にもwish Listをおススメしております。
Wish Listの書き方にはコツがある
Wish Listtには何を書いてもいいし、書くことでのデメリットも皆無なので、大小問わずなんでも書いてOKです。
が、実は「さぁ、何でも自由に書いてください」と言われても、「そうはいっても、どこから手をつけていいのやら」と、筆が止まってしまうこともあるのではないでしょうか。
私はかつて逆算手帳認定講師として”逆算”のノウハウを多くの方にお伝えしてきましたが、Wish Listの項ではそういった方に多く出会いました。
しかし、引き出し方にはコツがあります。
もちろん、いきなり沢山書き出せる方はそれでOKですが、「何を書いたらいいのか迷う」「書いてはみたものの、どこか固定されてしまっている気がする」という方は、ぜひとも先へと読み進めてみてください。
ただ、これまでもWish Listを書いていたよ!という方は、それらを振り返り、来年に持ち越したいものがあれば、ぜひそれらも来年のWish Listに書き込んでください。
(ただし、ときめきや楽しさを感じなくなったもの、義務感で書いているものは持ち越さない)
自分のWishを引き出す3つの方法
①Be/do/Haveで考える
まず、書き出だす際には自分の内なる理想や欲望を「Be/do/Have」に分けて考えてみるのも一案です。
Be…こうなりたい/こうありたい
(女優の〇〇さんみたいな肌になりたい、上司の〇〇さんのように凛とありたい…)
Do…行きたい、見たい、泊まりたい、食べたい、触れたい、会いたい…等の動詞
(パリに行きたい、生で舞台を見たい、五つ星ホテルに泊まりたい…)
Have…欲しい
(新しいパソコンが欲しい、長時間座っても疲れないオフィスチェアが欲しい…
ぜひ、自分はどうありたくて、どうなりたくて、何をしたくて、何が欲しいのか?を考えてみてくださいね。
②I(私)の定義を広げる
Wish Listに書き出すのは、もちろん自分(私)のwishです。
が、「自分」とは一体なんでしょう?
恐らく、多くの場合「自分」にはいくもの役割があります。
例えば、
・仕事をしている自分
・妻(夫)としての自分
・親としての自分
・子としての自分
・一人の女性(男性)としての自分
・〇〇の趣味を楽しむ自分…
まずは「自分」の役割を書き出し、それぞれに対してBe/do/Haveを考えてみましょう。
きっと「仕事をしている自分」と「趣味を楽しむ自分」では、欲しいものは違うはずです。
③他の方の案をいただく
インターネットで「夢リスト100」「wishlist100」と検索すると、他の方のリストを見ることが出来ます。
それらを見て、「私もそれがいい!」「私もそれしたかった!」があれば、そこから拝借してみるというのも手です。
Wish Listには正解も不正解もありません。
まずは書けるだけ書き出してみましょう。
”その先”に求めているものを見つける
自由に書き出せたら、自分がどんなことを書いたのか?何を求めているのか?を知るために、グルーピングしてみましょう。
方法は沢山ありますが、例えば鉛筆で「お仕事関係には★、家族のことには♪、美容関係は♡…」というように、自分で見て分かるように印をつけるのです。
グルーピングすることで、
・どんな項目が多いのかが分かる
・それを達成することで何を得たいのか?が分かる
というメリットがあります。
また、例えば、レストランの名前が多い場合には
・単純に美味しいものを食べることが幸せなのか?
・みんなでワイワイと語り合う時間を大切にしているのか?
なども考えてみましょう。
「単純に美味しいものを食べることが幸せ」なのであれば、美味しいものを食べることそのものに価値や幸福を見出していると言えるでしょうし、「みんなでワイワイと語り合う時間を大切にしている」のであれば、レストラン以外の選択肢も生まれるかもしれません。
自分が求めているのは何か?が分かると、世間の常識や人の目に左右されることなく、自分の手で自分自身を充実させていくことが出来ます。
現実化する
Wish Listが書けたら、現実化に向けて行動をはじめましょう。
①日程はさっさとブロックする
まず、日程が決まっていたり、日程を確保することで叶ったり、誰かと予定を合わせることで叶うものであれば、現実化に向けて日程をブロックしましょう。
具体的には
・行きたい場所、受けたい講座…の日程はさっさとブロックする
・さっさと予約を入れる
・さっさと申し込む
・さっさと資料を取り寄せる
・さっさと支払う
・さっさと(誰かに会いたいのであれば)お誘いする
などです。
ポイントは「さっさと」。
明日でいいや、来月でいいや、今度でいいや…を続けていては、Wish Listはいつまで経っても”絵に描いた餅”のままです。
「叶わなくてもいい」のであればそのままで結構ですが、「叶える(叶う)ことにより価値がある!」と思われる方は、まずは動き出しましょう。
②叶え癖(勝ち癖)をつける
例えば、「月の裏側に豪邸を建てる!」というWishを来年中に達成することは、「難しい」と言わざるを得ないかもしれません。
そういった難易度が高いWishばかりを掲げていると、なかなかWishが達成されず、「Wish Listを叶えるのは難しい」「Wish Listを書いても叶わない」という自己暗示が発動する可能性があります。
よって、Wish Listには自分にとって比較的に簡単に出来そうなWishも書き、まずはそれらからどんどん達成しましょう。
例えば、「スリッパを新調したい」「スタバの新メニューを飲む」などですね。
それらを実行し、叶えることで「叶えるのは簡単」「行動すれば叶う」という叶い癖(勝ち癖)をつけていきます。
そうやって行動や達成のハードルを下げ、良い癖、良い勢い、出来る自分のセルフイメージを自分に与えましょう。
最初の数年は「内側の言語化の練習」
そして、最後にとても大切なことが一点あります。
逆算手帳認定講師を務めた経験からいうと、Wish Listは最初の数年は「大人として正しそうなこと」を書かれる方が非常に多いです。
誰に見せるわけでもないのに、「良い人っぽいこと」を書くのです。私もその一人でした。
それ故に、書いた数か月後には「書いてはみたものの、これって本音?」「なんか違和感ゴリゴリ…」「なんかときめかない」という現実を引き起こします。
数年して振り返ってみると「嘘ばっかり書いている…」「大人っぽいこと書いてる…」「これ、誰かの(あるいは社会の)願いだ…」と明確に気付きます。
よって、最初の数年は「内側の言語化の練習」と思ってもいいですし、真なる本音でなくてもOKです。
体感ですが、だいたい3年ほどで不純物や見栄がなくなり、本音が出るようになります。
そして、人の本音とは「みんなからモテたい」「賞賛されたい」「好きな人だけ関わりたい」「好きなだけ寝たい」のような、クレヨンで書いたような願いになりますし、それが人間だとも思っています。
ぜひみなさまも楽しみながら書き、自分のWishを引き出し、自分の現実を思う方向に変えていきましょう。
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