炭酸と濃い葡萄感が大好き
端午の節句の日、家族でお伺いした日本料理『濱』さん。個人的なお話ですが、恐らく横浜の和食では一番美味しいのではと思っています。
アルコール提供不可の今、端午の節句にちなんだノンアルコール菖蒲酒をいただきました。
私はそもそもお酒が強くないので、その後はコーラかお茶、あるいはalain_milliat(アランミリア)のノンアルコールスパークリングやメルローなどをチョイス。炭酸と濃い葡萄感が大好きです。
わたしは、満ち足りていることだけを知っている
お品書きに添えてあったレターには老子の『吾唯知足(わたしは、満ち足りていることだけを知っている)』という言葉と、
こだわりの名産や世界中の源泉食材を使って無駄のない贅沢な合理主義の思想で作る素材を生かした日本料理
という一文。
「無駄なく」「贅沢」「合理主義…」
蔵で5年寝かせた昆布と数か月熟成させた鰹節からなるお椀をはじめ、お料理はどれも目が覚めるような美味しさでしたが、時代に問わず、知っている人は知っていて、腑に落としている人は腑に落としている『わたしは、満ち足りていることだけをしっている』という概念の真髄に、私もいつか触れられますようにと願うばかりでした。
お食事を通して、一点を突くような美しさを学ばせていただきました。
こちらのお店も非常に好きなので、状況が落ち着いたらみんなでお食事など行きたいです。そういう時間の貴重さ価値が、どんどん増していくばかり。