お金は大事。これは確か。
お仕事をする上では、『お金を得ること』から目を反らしている場合ではないと思います。
お金はお仕事をする上での体力。血液。命そのもの。
表現方法は沢山ありますが、呼吸をし続けるために必要不可欠だと言えます。私自身もそれは痛感していて、利益があるから出来ることがあり、会社に現金があるから出来ることもあります。
故に、売れるものを売っていくこと、売れそうなものを仕掛けていくことは非常に有効ですし、心理を読み、合理を説くことも重要。お付き合いする相手も「誰でもいい」とは思いません。
大いなるジレンマ
それと同時によく思うのは、「満席を目指すと、満席になりそうなものしか作れない」ということ。
売れそうなものを優先していくと、「そんなに売れないかもしれないけれど、本当はやりたいこと」を横に置くことになります。売れるものに限定していくと、「マスには響きにくかったとしても、本当に探究したいもの」を下げることになります。
マーケティング結果を取り入れすぎると、それと同じことをした他者(他社)と「似たようなもの」を作る結果になります。
ファッションと同じで、いかにオシャレで最先端だとしても、それを着た人ばかりの街に出たら埋もれるしかないのです。
直観と美意識
もちろん、「好きなことはプライベートや趣味で追及すればよいし、それを実現するためにお仕事してお金を作る」という考え方もありますが、個人的には「そんなに時間って、ある?」とも思います。正直、お仕事をして子育てをして家事をしていると、時間セレブとは程遠い日も。
だからと言って「誰も分かってくれなくてもいい!」「お金なんていらない!」「私がよければいい!」というのはちょっと違うし、私の中の正義はそこにはありません。
そして、万人の正解などないことも分かっているので、自分なりの理想と現実、情熱と冷静の間にある折衷点を見つけるために、自身の直感と美意識に頼っています。(数字やデータは受け止めつつ、補助的な役割)。
直観と美意識を鍛えていくためには様々な経験をし、本物になる旅をするしかないと思うのですが、日常でいうと「セルフコーチング(自分と向き合う)」「香り」「植物」。
そして、必要な時に「プロ」のチカラ。
あくまで「自分の直感と美意識」を研ぎ澄まし、育んでいくことで、自分自身への信頼も重ねています。