旅先でも家でも、好きに働き、好きにリトリートする
昨日から5泊6日で沖縄に来ています。旅の前半は『星のや沖縄』へ。
◆関連記事『グスク(城)の居館に滞在する』(2021.08.01)
我が家では夫婦共に旅先にもパソコンを持参し、いつもと同じ時間に寝て、起き、それぞれの仕事を朝のうちにある程度は終わらせ(あるいは隙間でやり/事前に行い/やれなかった分を尻拭いし)、その後の自由時間を楽しむのが通例となります。
夫婦共にそんな性格/性質のため、「長期休暇中も、旅先での暮らしはあまり変わらない」「旅先でも、もちろん売上を上げる(たい)」というのが望みであり、特徴であり、お仕事上の役割。
(もちろんやり方/あり方は好き好きであり、その時々でもあるため、誰かに何かを強制する気はありません)
よって、お部屋の写真を撮り、一通りはしゃいだ後には、私も自分のお仕事スペース作りが始まります。
今回はこちらの和室が私の仕事場に。
今回は非常に良い空間を確保できたのですが、適当なスペースがない時には、クローゼットやバスルームでお仕事することも。
メインダイニングなどは主人が使うのですが、同じ場所を使わないのは、やはり一人のほうが集中しやすいから(笑)
お仕事に対しては効率性と合理性を求めます。
また、『旅先でも家でも、好きに働き、好きにリトリートする』のが理想の生活です。
有事は時を選ばない。場所もタイミングも選ばない。
が、実は昨日(出発日)の早朝に、突如としてにパソコンが壊れ、どうにもならない状態になりました。
「やること山盛り、下準備したかったことも山盛り、確認したいことも山盛りの今?」
「もうじき出発だから、新しいパソコンを買いに行くことも、じっくりPCの不調と向き合うこともできない」
「購入してまだ半年も経ってませんが?!」
「PCが壊れすぎる。1日1回は電源を落としているのに…」
「この間、冷蔵庫が壊れたばかりなのに…」
「もうじき娘が起きてきて、一気にバタバタするのに…」
と、イライラや焦りなど、色々な感情が渦巻く羽目に。
PCの不調具合は端折りますが、「超面倒くさいことになったね!」というのが率直な印象でした。
有事は時を選ばない。場所もタイミングも選ばない。
心にふと入り込む
その中で、「今後はやっぱり二台持ちしよう」などとも思ったのですが、イライラや焦り、重苦しいオーラを発し、早朝の仕事から帰宅した主人や起きてきた娘に気を使われながら、
感情は選ぶことが出来る
という思念が、ふと入り込むのを感じました。
これは心理学でもコーチングでも常套句ですが、それが吹き込む感覚。理性で引っ張り出したというよりも、理性を何かが突破した感覚。
「夏休み旅行を企画してくれた主人や、沖縄を楽しみにしている娘の気持ちや思い出を巻き込むのはどうよ?!」とでもいった衝動。
選ぶことが出来る
私はこのままイライラし続けることも出来るし、スマホをはじめ、(知恵と工夫を要するけれど)別のデバイスでどうにかカバーすることも出来る。
焦って、感情的に全てをぶち壊すことを選んでもいいし、いい意味で諦め、出来る方法でリカバリーすることを選んでもいい。
自暴自棄になって、不機嫌に沖縄に滞在してもいいし、頭の中にメリハリをつけ、思いきり楽しんでもいい。
旅行が終わったあとも、修理に時間がかかるのなら2台目を購入してもいいし、そもそも2台持ちをしたいと思ったのだから、それをしてみてもいい。そのための経費もある。
つまり、「然したる問題ではない」「選択できる自由がある」と気づくことで、意識の向ける先、集中する先が明確になり、今もお宿の浴衣を着ながらこれを書いています(笑)
人間にとって一番つらいのは『選択権がない』ことだと、いつかのコーチングの授業で習いました。
自分の思っていたものではない、別の小さな幸せ
私の中には、私のイメージ、ベスト、慣れ親しんだ心地よさや使い勝手の良さがありますが、しかし、「自分の思っていたものではない、別の小さな幸せ」に気付くか否か、認められるか否かは、やはり自分の選択によるもの。
あら探しや不便探しをしてもよいのですが、それは自分の首を絞めることになる。
大人になったものだなぁと、沖縄の海を眺めながらひしひし感じる早朝です。