宮島 大聖院で撮影させていただきました
先日10月10日(土)、宮島で最も歴史深い大聖院でのお能楽講座を撮影をさせていただきました。
お天気が心配でしたが、蓋を開けたら今年の宮島も天候に恵まれ、自然の音や鐘の音、ご参拝者さまの声や気配、吹き抜ける風の心地よさも相まって非常な特別なお時間を頂戴しました。
私は謡を聞いているのが(感覚的に)殊更好きなのですが、例えば耳が聞こえなくなったとしても舞や所作、表現や物語に感じ入ってはその美しさに足を止めるのではないかと思います。
人様の聖域に踏み込んでいる感覚
こういった撮影をさせていただく際、その規模の大小に関わらず、その方の聖域に足を踏み込ませていただいている感覚を持ちます。
その方、その会社、その土地や文化の聖域、人生、核、魂のようなものに足を踏み込ませていただいているような感覚です。
それらの質感、奥に潜む強い感情を湾曲させることなく、変に色付けすることなく、正しくキャッチし、より広く深く表現できるようにただただ精進しております。