本当の私シンドローム
ブランディングやコンセプトをはじめ、コピー作りや自己紹介作り、写真や動画のピックアップ、サッシやチラシ、HPやECサイト作成、メディア用プロフ作成など…
お仕事や活動、思いを表現をしていくために様々な方法・角度を用います。
が、個人で活動していく場合、あるいは自分を出していく場合において、時折(時として結構な頻度で)、『本当の私シンドローム』に出くわします。
※もちろん、出現しない人もいます
※これは友人らと勝手に命名したものです。
『本当の私シンドローム』が何かといいますと、ある魅せ方、出し方、表現やアイキャッチなどに対して
「これは本当の私じゃない。本当の私は、沸々で、ドロドロで、ずるくて、暗くて、醜い気持ちも沢山ある。だから、本当の私じゃない…」
という心が出てきて、目標や行動に対して〈ブレーキや拒絶反応を見せる〉というもの。褒め言葉やポジティブなフィードバックに対しても、そういった反応を示す場合もあります。
どちらも自分。
確かに、自分には自分だけ(身近な人だけ)が知るイライラ感や凶暴性なんかがあると思います。本当はずるいし、弱いし、いじわるだし…みたいな部分も。これはもう、大なり小なり誰でもあると思います。
けれど同時に、「笑顔で素敵なコピーを掲げる私」も確かに存在しており、要は「どちらもいる」「どちらも自分」のも事実。
その上で、お仕事(表現者、役割)として“ある側面”を出していくのは、
「私はこの部分を出し、こういう考え(方向性)でいくよ」
という意思表明や旗揚げでもあるので、そこにおいては「ある種の割り切り」が求められる場合もあります。それは自他のために、です。
違和感が残るような際には?
しかし、「どちらも自分」「私にはそんな側面もある」と認めたところで、しかし本気で違和感が残るような場合には再考された方がよい場合もあります。
ただ、その違和感が「慣れていないから」「初めてだから」だけであれば進んでも良いことも。この違いは自分にしか分からないからこそ、自分を見つめ、自分の声を信じていく作業、経験も必要となるのです。
世にはコンサルもコーチもメンターもいますが、誰も自分の人生を肩代わりはしてくれないのです。