自由に使えるお金を何に使う?
人生には様々なことが起き、自分が自由に使えるお金の額(経費含む)はその時々で変わりますが、そんな中にあっても、虎の子のお金は「体験と学び」をメインに使うと決めております。
これらは一見「消えもの」のようにも感じますが、しかし自分が実際に体験し、経験し、学び、気付いたことというのは確かに血肉となり、この先、何がどうなったとしても、絶対に奪えない資産になり得ると思うのです。
先人に学ぶ
かつて、こんな話を聞きました。
それは、今や世界中に顧客を持つ農家さんがポケットマネーをはたいて様々な一流レストランに食事に行き、
「どんな料理を出しているのか」
「どんな出し方をしているのか」
「どんな食材を使っているのか」
「どんな食材が欲しいのか」
をシェフに聞いて回り、時代やニーズに合った野菜や話を育てるというお話です。
その方は全国の一流店、星付きのお店と自分の考える正当値段で契約を結べるようになっても、上記の理由からレストランに足を運び続けているそうです。
(「他の農家さんはレストランに行かないでしょ!」と言っていたのも印象的でした)
単なる散財では終わらせない
その話を聞いて以降、私も私なりに
・こだわりのおもてなしを受け
・こだわりの空間に身を置き
・それを創造した人たちの話を聞き
・裏側を見せてもらい
・古今東西の本を読み
・勉強し
・取り寄せ
・実際作り…
ということを大切にしております。
何故なら「お客様に対してそうありたい」から。
先人の在り方から学ぶことは、いくらでもあります。単なる散財で終わらせぬよう、兜の緒を締めます。