てにをは
「てにをは」とは言葉をつなぐ「助詞」の総称のことです。
「てにをは」が1文字変わるだけで、文章のニュアンスや指し示すことがガラリと変わる経験は、誰しもあるのではないでしょうか。
例)
「恋人と食べた」「恋人が食べた」
「今月も目標額を達成した」「今月の目標額は達成した」
「歌が上手い」「歌は上手い」
いくつになっても言葉は面白いものです。
夢を定める
この記事を読んでくださっている方の中には夢や目標、方向性を持つ方も多いのではないかと思います。
私は「健康に留意し、魂は軽く軽くありのままの姿であることを第一とし、流れに流されるまま進むのが正しい」と思う反面、しかし、理性的な目標、ポディション、金額、関係性、立場…も明確にあり、そこに向かって邁進することが大好きです。
「言語化できなかったり、言語化したらピンと来ないアイディアは使えない」というのもまた事実ですし、現実的/具体的にも結果を出していった方が、次のチャンスを得やすいからです。
そんな中で、逆算や戦略を用いながら、長期的/短期的に叶っていることも多くあるのですが、「てにをは」が思っていたのと少しだけ違うという体験もしています。
例えば、
「○○を撮影する」→「○○で撮影する」
「○○さんの仕事をする」→「○○さんと仕事をする」
「○○メンバーも一員になる」→「○○メンバーの一員になる」
などなど。
似ているのだけれども、ちょっと違う。大まかには合っているけれど、ちょっと違う。力で修正できることもあるけれど、多くの場合、流れが違う。
「当初の願いが叶いつつある」とも言えますし、「計算ミス、戦略ミス」だとも言えますし、「当初の願いのピントがずれている」とも言えますが、全てを人力で掌握できないからこそ、時勢や機運、神様的なものの采配のちょっとしたユーモアにクスっとする毎日です。
あなたの願いはどうだろう?
あなたのは夢や目標、方向性については、どうでしょう?
達成度したか否かだけでなく、そこに含まれる「てにをは」にも意識を向けてみてください。
あなたの定めた夢や目標、方向性にピタリと一致していなくても、叶いつつある、近づきつつあるものがあるかもしれません。