っぽくない戦略

「っぽい」ことが有利に運ぶ職業

一部の職業では「っぽい」ことが必須であり、それこそが最上のPRやブランディング、看板になることがあります。

例えば、フィットネスのトレーナーさん、美容関係のお仕事の方、歩き方や姿勢の先生、クリエイターやアーチストなどが、その最たる例。

知識や経験だけでなく、自分自身が体現し、表現していることで信頼や説得力を確定付けるのです。

「っぽい」ことがお客様との出会いを妨げることも

が、中には「っぽい」ことがお客様との出会いを妨げることもあります。

例えばコーチ、カウンセラー、ヒーラー、コンサル、占い(鑑定)など。

最初からそれを求め、探している方にとっては有効ですが、多くはそうではない。そうでない場合、一般的な先入観や固定概念が「っぽい」ことをマイナスイメージに結びつけることも。

コーチングでよくあるのが、

「コーチ?私は主婦だから必要ない」
「一度セッションしてもらったことあるけど、効果を感じなかったからもういいかな」
「嫌な経験したことがあるから、コーチングはもう受けない」
「他には?と聞かれ続けてしんどかった」
「お友達とか、信頼できる人に相談すればいいんじゃない?」
「形に残らない商品ってどうも信用できない」

と、職種名を聞いた瞬間にシャッターが閉められてしまう問題。

そもそもコーチ、カウンセラー、ヒーラー、コンサル、占い(鑑定)は「受けたい人より、提供したい人の方が多い」業界。(カメラマン、デザイナーも同様)

今も昔も、お客様の取り合いです。

そんな状況の中、ハナからシャッターを閉められてしまうのは死活問題。

それらを踏まえ、更に自分のキャラクターやリソースを査定した上で、私はWEBデザイナーさんと共に「ジャケットとか着ない」「ママっぽくないママ」「コーチっぽくないコーチ」路線で写真を撮り、各種デザインしていくことを起業前夜に決めました。

っぽくない人間をどう売るか

そして、「っぽくない人間」をどう売るか?というと、自分の商品の効果の恩恵を自分が受けまくり、とにかく自分の人生を楽しみ、発展させること。

(生きる中で事情や問題、課題があるのは誰しも同じなので「その上で」ということ)

特に起業当初に「コーチングを受けたい!人生を飛躍させたい!よし、長谷川さんにお願いしよう!」という流れを作るのは至難の業であり、上記の通り、職業やサービス名の時点でシャッターを閉められてしまうことなどザラなので、

SNSを通してでも

「あの人、なんだか楽しそう」 → 近くでお話を聞いてみたい「コーチなんだ!」「この人のコーチングなら一回受けてみたい!」「この人に悩みを相談したい!」「この人のお話をもっと聞きたい!」

という印象と流れを生み出すこと。

「あの人、いつも上手く流れに乗っている感じがして心地いい」「あの人、一回会ってみたいな」など、無理なくポジティブなイメージを持っていただくこと。

その際に、メッキはすぐに剥がれるので、特に盛ったりはしませんが(最終的には直接、あるいはオンラインで顔を合わせ、実際のエネルギーが伝わる)、

自分という商品を活かし、目に留まり、興味を持っていただくために、似合う服やヘアスタイル、自分が活きる魅せ方、自分だけの思考の角度、言葉、価値観、世界観を作り上げていきます。

自分の勝てる土俵からコツコツと

ここで重要なことは、権威が好きな人は権威の元に行くということ。

実績が好きな人は実績の元に、肩書を信用する人は肩書の元に、経験を重んじる人は経験の元に、収入額が優先順位No.1の人は収入額の元に行くということ。

心が疲れている時(人)には地味な色味や柔らかな単色を纏う人が安心するし、ガンガン進みたい時にはエネルギッシュな人から話が聞きたい。

それは全て人の性。

見据える先があったとしても、まずは自分の勝てる土俵、自分を活かせる切り口、自分が映える場を選び、そこからコツコツ積み上げていきましょう。

ここは行動の惑星です。

※リクエスト、質問、各種日程相談は公式LINEからお待ちしております。

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Profile


長谷川 裕美(はせがわ ひろみ)

株式会社16petales(セーズペタル)代表取締役 メンタルコーチ/フォトグラフ

2014年にメンタルコーチとして起業(個人事業主)。SNS発信とご紹介のみで、コーチングセッションのキャンセル待ちが100名を超える。これまでの登壇/開催/招致セミナー・イベントへの参加者は延べ4000名以上。

2019年1月に「株式会社16petales(セーズペタル)」を立ち上げ。

2022年7月より、認定NPO法人 スローレーベルが主催する”SLOW CIRCUS ACADEMY”にて「対話の時間(グループコーチング)」を担当。

現在は、グループコーチングや写真撮影を通して、クライアントの持つ世界や思いを外在化し、より豊かで自由な人生へのサポートを行う。


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