中身が大事!
私は昔からネーミングのセンスがありません。「ありません」というか、苦手が故に「大事なのは中身だ!」という論調に走り、箸にも棒にも掛からぬ安易な名前を付けては自他をガッカリさせます。
ブランディングや魅せ方、見た目も重要ですが、基本的には「中身でしょ!」に行きつくのです。
また、「名付ける事よりもコピーを書く方が断然好き!」という個人の特性も大きく影響を及ぼしていると思います。
そんな中、「稚ブリ」を買ってみる
そんな中、いつものスーパーに夕食の食材を買い出しにいくと、鮮魚コーナーで「稚ブリ」の切り身を販売していました。
稚鮎、仔牛、仔羊…
「稚」や「仔」のつくものは美味しい!とインプットされている私は意気揚々と稚ブリを購入。それを照り焼きにし、自慢げに食卓に並べるのでした。
が、よくよく考えてみると、ブリは出生魚。つまり「稚ブリ」=「イナダ」。私はイナダを喜々として買ったのでした。
そこで思うわけです。「イナダと言われていたら、果たしてソレを買っていたのか?」と。
答えは簡単、「買っていない」の一択です。イナダに罪はありませんが、私は「稚ブリ」という名に惹かれたのです。
侮れないよ、何事も。
何にしても、ネーミングは侮れません。ネーミング如何で売れるものが売れなくなったり、そこそこのものが爆発的にヒットしたりします。ドラマや映画、商品名の会議でも、ネーミング自体よく、更に3-4文字に略せる名前をいくつも並べたりします。そこにコピーライターや代理店が加わることもザラ。
かと言って、名前だけが良ければいいのか?と言えばそうではなく、「名前も中身(内容)もいい!」に越したことはありません。
自分の稚拙さを身にもって痛感することで、この世の仕組み、心の仕組みを学んでおります。