そもそも誰しもオンリーワン
SMAPが「NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」と歌ったのが2003年の事だそうです。月日の流れの早さを感じるとももに、仰る通り、私達はそもそもオンリーワンな存在。最初からそもそも唯一無二であり、それが脅かされることはいついかなる時にもありません。比較対象がないし、しようもない。それがオンリーワン。
ちなみに、オンリーワンの意味を直訳すると「ただ一つの」という意味であり、ナンバーワンを直訳すると「第一人者」という意味になります。というか、直訳せずともそのままの意味ですね。
けれど、「社会的に」となると話は変わる
ただ、それが人に対して、社会に対してとなると話は変わります。それは何故か。
「自称 オンリーワン」では通用しないからです。
自分の世界で一人そう思うのは好き好きですが、人に社会に認めてもらう場合には、相手からもそう思ってもらわなければならないのです。これはブランディングや戦略のお話にも通じます。自分(自社)がいかに世界観や独自性を打ち出したと思っても、周囲やお客様がそう感じ、購買などの行動や結果に至らない限り、誰も納得してくれないのです。
逆説的ですが、これしかない
では、オンリーワンに意図的になることは出来るのか?というと、答えはイエスです。逆説的のようですが、「その世界でナンバーワンを目指すこと」が唯一の道。
ナンバーワンを目指し、試行錯誤し、微調整し、自分を知り、社会を観察し、摩擦によって磨かれ、様々な感情と事象を経験していくうちに、自分だけの経験談、自分だけのポジション、自分だけの世界、自分だけの雰囲気…が生まれ、結果的にオンリーワンになっていきます。
また、何らかの形でオンリーワンだと言われる人は、自分のことをオンリーワンだとなど思っておらず、周囲がそう思い、感じているというパターンがほとんどです。本人はきっとその時々に集中し、夢中になり、汗をかいているのでしょうな。そういうものだと思います。