この世にあってほしいもの
7月のことになりますが、こちらの撮影に入らせていただきました。
その際、お団子扇に「可愛い!」と一目惚れ。また、私が「可愛い!」と思うということは娘も絶対「かわいー」と言うと予想し購入させていただいたのですが、案の定の「可愛い!!」でした。
が、娘は「この白い無地の部分に絵具で色を入れたらもっと絶対にいい!」と言うので、ひとまず彼女の手の届かないところに置こうと思います。
伝統文化、それにまつわる歴史やストーリー、紡ぎ続ける方々の背中がそこはかとなく好きです。それらは「この世にあってほしいもの」に他なりません。
由来に萌える
こちらの扇は能楽 金春流さんの稽古扇ですが、この柄については
豊臣秀吉に贔屓にされていた金春流(史実)。ある時の金春流宗家の舞台が好評で、その褒美に秀吉からお団子を5つ賜り、流儀の扇の柄にした
という説もあるそうです。
お団子5つ…
お団子5つ…
この時点で秀吉にも萌えるのですが、それをデザインにすると決断された方のセンスにも頭が下がります。
有難いことに「文明のある生活」は享受させていただいておりますが、同時に「文化のある生活」もしていきたい所存です。
私事ですが、また是非とも能楽堂に行きたい所存です。春先であればお着物で。