人の心を惹く部分
色んな方とお仕事をさせていただく中でヒシヒシと感じるのは、お客様やファンは「完成されたパッケージが見たい」のではなく、
「完成されたパッケージと、その裏側が見たい」
ということ。
例えば、M-1と、M-1の舞台裏。
映画本編と、メイキング映像。
完成した絵と、下書き段階の絵。
本番と、練習風景。
衣装と、私服。
オフィシャルな話と、ここだけの話。
それもこれも「表」あってこその「裏」であり、「公式」あってこその「非公式」。
また、なんでもかんでも裏側を垂れ流せばいいわけではないのですが、実は 「裏側」にも求心力は多分にあります。
見れない部分だからこそ価値がある
しかし、当事者はそれを嫌がる場合も多く、「出す必要がない」とも散々言われます。
確かに、出し方や切り取り方如何によってはいくらでも野暮になりますし、ブランディングの足を引っ張ることにも。
実際、「当事者の思う”裏”」と「お客様に見せる”裏”」は同一ではなく、内部の人間であればあるほどその区別はつきにくいもの。
だからこそいい塩梅で「表」と「裏」を上手い具合にチョイスし、ミックスし、タイミングよく表現していくと確実に相乗効果が生まれます。
普通は、普段は、関係者じゃないと見れない部分だからこそ価値がある。
実績と共に、そういったことを切々と語っていたら、伝統文化を背負う10代集団と大好きな盆栽屋さんから連絡がありました。打ち合わせ日程も決まり、水面下で何かが動いている気がします。